「ワイドビューひだ」で行く高山の旅 (part6)



 これがわたくしの乗っている普通席です。
グリーン車の座席と比較すると、あまり変化はないようですね。わたくしだったら、「ひだ」は、普通車が良いかと思います。
じつは、この「ひだ」には、2−1列シートのグリーン車があるのですが、この列車では連結されておりませんでした。
 列車は、宮トンネルを抜けて、分水嶺を越えました。
どんどんと下って行きます。
 しばらくすると、飛騨川がみえました。
また川幅も広くなってきました。
 ここは、上呂駅です。この駅で反対列車の特急と行き違いました。
上呂駅の周りも特に何もない所ですね。
 少し見にくいですが、下呂に近づいてきました。
立派なホテル群が見えると、下呂に来た証拠ですね。
 下呂駅のホームには、このように温泉が沸いております。湯気があるので、熱そうですね。
 ここは、中山七里と呼ばれる国定公園です。この川沿いで下呂から飛騨金山間の28kmがそう呼ばれているそうです。
もう少しゆっくり走ってくれたら、いいのに…と思うところですね。
 列車は、白川口駅に到着しました。キハ11系が見えます。ここでは、行き違い停車をしました。
なぜ、キハ11系はこの駅から北へは来ないのでしょうか?私の考えでは、トイレの設備がなく長距離には不向きだから、というのが答えのような気がしますが…。どうなのでしょうか?
あの車両は、白川口駅始発の列車ですが、乗客は誰もいませんでした。
 ここ、白川口を境に、平坦線へ入って行きます。
「ひだ」もスピードを上げ始めました。
 飛ばし始めたかと思ったら、ここ上麻生駅で、行き違い停車です。下呂から美濃太田までは50分くらいの所要時間ですが、この特急は、1時間もかかりました。
別に、嫌にはなりませんが、祖母のほうが参っておりました。「なんで、退避待ちばかりするんだ?」と。行きの特急では、全く退避待ちはありませんでしたからね。
 下呂から1時間かけて、美濃太田に着きました。やっと山岳から離れました。
ちょうど行き違いに、猪谷行きの普通列車が発車しました。キハ48系で乗客が多かったです。猪谷へ長い旅が待っていますね。
 美濃太田に来ると、やっと平野部か…と思うのは大間違い(笑)。良い意味で裏切ってくれるのが、さきほど、行きの時に紹介したラインくだりです。この辺りは、山間ムードとなっております。

「ひだ」もこの辺りから時速110kmで飛ばしますが、この各務ヶ原で普通列車の退避待ちをしました。
 岐阜に到着しました。ここで、大阪行きを切り離し、進行方向が逆向きになって発車しました。
岐阜で降りる人もかなりいました。5分停車して、名古屋へ向け、発車しました。
 木曽川を渡る頃には、時速120km近くを出して、走行しておりました。
木曽川を渡っている最中、138タワーを発見。やはり撮ってしまいました。
 17時36分、名古屋駅に無事に到着しました。
祖母が心配でしたが、体調も悪化することなく、無事に旅を終えました。
晩御飯は、この名古屋駅の立ち食い蕎麦が食べたいということで、ホームの立ち食い蕎麦で早い夕食となりました。
 そして、食べ終えた後、「しらさぎ」が入線してきました。今日、3月15日はダイヤ改正の日です。683系しらさぎの初登場です。
それを無事に見ることが出来ました。

ホームにいたほとんどの人が、この683系しらさぎに、注目をして見ていました。
さすがに、異彩を放つ列車ですので、好奇な目が注がれていました。
この驚きの光景もしばらくは続いて、やがて自然なものへと変わっていくのでしょう。


 このJR西日本の683系を名古屋で見ると、いかにもJR東海への挑戦状という感じがしますね。JR東海も新型車両を、落成して、683系に負けない車両を作ってもらいたいものです。
今回は、一万円ぽっきりの旅でした。かなり充実した旅になりました。また一万円で行けるようになったら、いきたいものです。このプランは、去年の12月1日から、今年の3月20日までの限定ツアーです。また今年の12月にあることを願って、この旅の締めとさせていただきます。
では、この辺でお開きということで…ありがとうございました。
PS.テレビに映りませんように…(願)

<おわり>




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